ポニーテールとシュシュ/Happiness
嵐のHappiness
ともに両グループを代表する曲の一つですね。
売上で言えばどちらも、のちの楽曲の方が高いのですが、それでいて今でもよく歌われる曲でもあります。(それぞれ各グループでの売上ランク40位台)
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この2曲の作曲は
Happiness:岡田実音さん
多田さんのAKBへの提供、岡田さんの嵐への提供はシングル表題ではそれぞれここで挙げた1曲だけなのですが、多田さんの嵐への提供、岡田さんのAKBへの提供が豊富なので一部記載します
君のうた、マイガール、風の向こうへ、虹、「曇りのち、快晴」、バズりNIGHT……
夕陽を見ているか?、「スカート、ひらり」、Dear my teacher、初日、パジャマドライブ、投げキッスで撃ち落せ!……
多田さんは2008年の「truth / 風の向こうへ」(作詞)、2009年の「Believe / 曇りのち、快晴」で2年連続オリコン年間1位シングルに携わってからの2010年のポニーテールとシュシュ(年間5位)と大活躍されてます。
岡田さんの夕陽を見ているか?とHappinessは2007年10月と9月の発売、制作時期が近いのかなあ…なんて思ったり。
Happinessが主題歌になっていたドラマ山田太郎ものがたりに小嶋陽菜さんが出ていたのも思い出されますね。
嵐ファンの多田さんの認知度とAKBファンの岡田さんの認知度は両方ともそれなりにあるんじゃないかなと思うんですが、逆はそうでもないかもしれない、代表曲中の代表曲を作られているわりには。
正直2010年にポニーテールとシュシュの作曲を見たときは驚きました。嵐で大活躍された多田さんが当時まだ伸び切ってなかったAKB48に楽曲提供でしたから、いやどうした?と。
しかしながらこの曲がめちゃくちゃいい曲だったんですよね、ポニーテールとシュシュ。ピアノから入って壮大な演奏の続くイントロ、ギターベースドラムが中心のロックバンド的なAメロ。Bメロは完全に合いの手を入れるリズムを刻んでますね、もはや定番のそれ。Bメロ後半ブラスの音からサビに向かう解放感、疾走感は圧巻です、ここで転調してたりもするみたいですね、これがまた自然に動いてるから綺麗。
サビの掛け合いの壮大さとそれを盛り立てている伴奏も好きですね、メロディーだけだと単調にもなりそうなところを豪華な演奏で盛り立てることで掛け合いもどっしりしたメロディーに感じられる。
ただ、個人的にはこの曲のサビまでの流れはどことなく嵐っぽさを感じるんですよね、Love so sweetや言葉より大切なものあたりを感じます。この曲の大ヒットは良い意味で、AKB48がメジャーシーンに出す音楽の方向性を当時までの嵐が出していた方向性にグッと近づけてしまったような気がします。
結果としてポニーテールとシュシュ、嵐が2000年代に塗り替えようとしてきたアイドル楽曲の王道を変える道のりの先端に立ち、2010年代の王道を完成させてしまった曲かもしれない。
さて、嵐ファンの方なら上で挙げた多田さん曲にあの曲がないと気づかれているでしょう、敢えて外した理由にも気付いているかもしれない。
嵐の「Still…」。嵐ファンの殆どが知っているであろう作詞作曲多田慎也、Rap詞櫻井翔の一曲です。
嵐フェスのファン投票カップリング部門で無類の強さを誇る名曲。
この曲が収録されているのがまさに嵐20枚目のシングルHappiness。
多田さんの曲の爽やかで切ないメロディに電子音が似合います。
そういえばポニーテールとシュシュも随所で主張してくる電子音が印象的ですね。
両グループの全盛期に立ち会えたのは歴史の証人になったような、そんな気がします。