A・RA・SHIっていい曲だ
「A・RA・SHI」
1999年11月3日発売
作詞:J&T
作編曲:馬飼野康二
アイドルグループ嵐のデビュー曲です。
MVの5人が若すぎ、そしてダンスがダイナミック。
間奏のアクロバットもすごいですが
実は櫻井さん松本さんはバック転してないです。
個人的にこの曲の好きな部分を幾つか挙げたいと思います。
1.親しみやすいサビのメロディ
この曲はラップ部分と歌の部分が入り乱れる複雑な曲ではあるのですが、そんな中でもサビのYou are my SOUL~ARASHI for dreamの部分がとても親しみやすいですね。
イントロから間奏まで、間奏明け、そして最後のバラード調、3パターンのテンポでこのサビを歌う曲になってるわけですが、
どのテンポで歌っても違和感がないのは絶妙な間の使い方なんだと思います。
歌詞で見てもA・RA・SHI A・RA・SHI for dreamで締める形、サビの前半分からなくても「嵐」と歌ってるのは分かります。
キャッチーですねえ、ほんと。
2.複雑な構成
先ほど触れたように、この曲はサビで馬飼野先生のアイドルソングらしいキャッチーなメロディが用意されてはいますが、全体で聞けば案外複雑な構成です。
最高じゃないですか?
これがデビュー曲という事実に戦慄してください。
ラップをAメロ、Step by step~からの部分をBメロと考えても
前奏(take it so soの部分)
Aメロ(ラップ、はじけりゃYea!~)
サビ
Aメロ(ラップ、今日もテレビで~)
Bメロ
サビ
間奏(ここでテンポアップ)
Aメロ(ラップ、激しい嵐~)
Bメロ
サビ
サビ(裏でラップ)
サビ(テンポダウン、バラード)
(AメロBメロサビ)を2回繰り返して間奏、Cメロ、サビで締める、嵐にも多い、Jポップにも多い曲と比べるととても不思議な構成ですね。
ラップの直後にStep by step~の大野ソロパートが展開されるのも癖が強くて、まくし立てるようなラップの直後に緩いメロディが来ます。
別々の曲を1曲にまとめてできたのがこの「A・RA・SHI」だという話もあり、メロディをキレイに縫い合わせて完成させた馬飼野先生のレジェンドっぷりをここでも感じます。
この曲をバラード風のサビで締めるのがまた風格があるんですよね。
カッコいいなあ…何度でも言いたくなりますが、これがデビュー曲なのは素晴らしいしハイセンスすぎませんかね?
3.冒頭の心地よさ
この曲は全体の構成も好きなのですが、繰り返し聞いているとイントロから最初のサビ前でまず惹きつけられていることに気づきます。
掴みは大事、イントロで差をつけろ
低音で始まってtake it so soから始まるラップパート、ここのトラックが心地いい
ギターベースドラムのスリーピース主体にホーンの加わったアッパーなトラックをバックにラップが紡がれて1サビへの高まりを導いている様子はまさに時代の幕開けを感じさせる響き。
2018年のカウントダウンコンサートでA・RA・SHI開始と同時に新元号発表日程決定の速報が出た時はまさに
「時代を極める」アイドルの姿でした。