一歩一歩連鎖反応

音楽、映像、アイドル

AKB48 元カレです MV公開、配信開始

AKB48 59thシングル 「元カレです」

CD発売1ヶ月前でMV公開されました。

音楽配信ダウンロード販売の開始もあり、

MVに関してはダンスバージョンも同時公開されています。

この曲とても良いですね、流石はAKBのシングル表題曲。

 

 

youtu.be

 

youtu.be

 

各種配信サイト先行配信リンク

 

オンラインお話し会が4月上旬から始まっていたり、

早かったフル尺TV初公開時点でMVを撮り終えていたり、

早め早めの動きをしている今作でしたが、

1ヶ月前で表題曲に関してはほぼ

(残りはメイキングとオフボーカル音源くらいでしょう)

出揃った形です。

 

MVめちゃくちゃカッコいいです、華麗衣装が映えていますし

ダンスも決めるとこバチっと揃ってるし動きもダイナミックで素晴らしい。

通常バージョンはYouTubeでまさかの4K画質も視聴可能ですので、

回線が耐えられる方は是非。

(特典DVDの役割は一体……?)

強い光で撮ってるからか元の画質が良いからか

過去のダンスナンバーのMVと比べて

メンバーの顔を視認しやすいところも嬉しいです。

 

個人的にはスタジオの倉庫っぽい建屋内装を

そのまま背景にしているのも曲のカッコよさとあっていて好き。

 

音源聞くとTV音源で聴いた時よりもドラムがしっかり聴こえる印象、

今作ドラムめちゃくちゃカッコいいです。

クリアな音質だとラップ前間奏の硝子の少年前奏っぽさも緩和されてました。

ラップの部分、小栗山内パート岡田村山パートは左右で声が違う

オシャレなボーカルっぽいんですけど、

ゆいゆいとずっきーの声が思ってた以上に似てる……似てないですか?

 

全体的に硬めな音でまとまりが良くて、これまでのAKB48のシングルの傾向の中でまた違った色ではあるんですけど、やっぱりAKB48のシングル表題曲だなあと思います。

・小刻みながらメロディ重視

・ピアノやドラム、ギターと各楽器が鳴り響くアレンジ

・AメロBメロサビCメロの分かりやすい構成

・極端な高音低音の少ない歌の音域

このあたりはAKBらしいと思います、国内でしっかり受けることも重視されてる。

 

作曲はシライシ紗トリさん、近年のアイドル楽曲の作曲家さんの中でも

トップクラスの実績がある方ですね。

乃木坂のシンクロニシティレコード大賞

AKBではハイテンションの作曲をされてます。

 

歌詞の方ですけども、

DAKARA DAKARA NANI
DAKARA DAKARA DAKARA
って書いてることで日本人から見て絶妙にダサくなってるとは思うんですよ。

だから…だから…何…だから、だから、だから

みたいに普通に日本語だった方が

素直に女々しさみたいなものが伝わってくる気もします。

(今度は最高に気持ち悪くなってくる)

 

ただ、この表記は秋元康の意図が流石に強めにあると思うんですね、

音としては曲の硬めな雰囲気と合ってて、

スキャットやボイスパーカッション的に機能してることを考えると

深く考えずに聴くべき部分なのかもしれません。

もしかしたら「元カノ」からしてこの言葉を聞くのなら

ただ音として処理されているという表現なのかもなあ、なんて思います。

 

前作根も葉もRumorのノスタルジック歌謡ダンスナンバーっぷりからすると

今作はK-POPっぽさを意識してると感じる人多いと思いますし、

私も間違いなくそちら意識だとは思います。

 

それでいて実際にこの曲を聴いているとさほどK-POPっぽさがないようにも感じます。

前作、根も葉もRumorが「古そうで新しい」なら

元カレですは「新しそうで古い」のかもしれません。

今作のもつ流れるようなメロディ、

かき鳴らされるギターに良いところで間を埋めるピアノ、

ソリッドな雰囲気を終始演出するドラム、

軽めの歌謡的ラテン風とでもいうような音(意味不明ですね)にも聞こえて、

今のデジタルの音使いで作られた80年代シティポップみたいです。

この記事の途中で間奏が硝子の少年の前奏っぽいと表現していますが、

硝子の少年自体97年発売の時点で既に古めなサウンドとされるような曲、

それでもあの曲はカッコいいです。

 

元カレですもまた、懐かしいサウンドを拾いつつ現代風に仕上げている曲。

かつてJ-POPメジャーシーンを席巻したAKB48サウンドと並べられる、

こういう曲もAKBは出せるんだな、そう言える範囲ではないでしょうか?