一歩一歩連鎖反応

音楽、映像、アイドル

湊みおちゃんと持ち歌

アイカツフレンズ!のW主人公の一人「湊みお(みなと みお)」ちゃんはご存じでしょうか?

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湊みお|キャラクター|アニメ『アイカツフレンズ!』

 まずみおちゃんですが、アニメ公式HP中央の二人組のうち向かって右側の水色の髪の子がみおちゃんです(すごくそれっぽい名前だと思います)。

 キャラクター紹介によるとまず彼女は中学2年生のアイドルです(アイカツフレンズ!およびアイカツ!の世界観に関する説明は割愛しますがざっくり言うと、アイドル養成学校で日々のアイドル活動、アイカツに励む女の子達を中心に描いた物語がアイカツシリーズに共通するところだと思われます。)、自身の着るドレスのデザインも手掛けるデザイナーとしての一面も併せ持つ人気アイドル(1話の時点で学園のトップアイドルらしいです、中1の春なのに。)。頭もよくて成績優秀と、学生としても文句のない優等生です。そして誕生日は1月6日、先日です。お誕生日おめでとう!!

 

 彼女の持ち歌について少し語りたい。アイカツフレンズ!は持ち歌がかなり固定されてるのがシリーズの中でも特徴的です。その前にもう少しみおちゃんの紹介をします。

 

 彼女はアイカツフレンズ!1年目の物語で同じ学校の普通科(スターハーモニー学園は普通科とアイドル科があります、あいねちゃんもすぐアイドル科に転籍、あいねちゃんは中学2年生からアイカツを始めました)中学2年生、友希あいね(ゆうき あいね)ちゃんとピュアパレット(これがフレンズ名、ようするに彼女たち二人のユニット名です)というフレンズ(ユニットのことだと思ってください)を組みました。

 そしてダイヤモンドフレンズカップ(フレンズと呼ばれる二人組アイドルユニットの頂点を決める大会、作中で非常に権威のあるものです)に優勝、ダイヤモンドフレンズの称号を手に入れました。

 そんな物語から作中時間で1年を空けて(1年目50話から2年目1話にあたる51話の間で1年空いてます)始まるのがアイカツフレンズ!2期にあたるかがやきのジュエル編、知っての通り2019年秋からアイカツオンパレードが始まっているので26話と短い(短くはない)シリーズですが、高校1年生になるピュアパレット達の世代や先輩、後輩アイドル達の物語です。

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湊みお|キャラクター|アニメ『アイカツフレンズ!』

 このかがやきのジュエル編ではピュアパレットはダイヤモンドフレンズに輝いていることもあり、主人公でありながら実力の非常に高いアイドルとしての描写が多くなりました。当然みおちゃん、あいねちゃんそれぞれも中学生だった1年目と比べると大きな、そしてレギュラーの仕事が増えている様子です。そんな中でアイドルの持つ人を元気にする、笑顔で笑顔を生み出せる、そんなプラスの力を見せつけてくれたのがかがやきのジュエルの物語だったんじゃないかなあと思います。

 とあるアイドルは言いました…幸せになる準備はできてるか?今から俺ら5人でお前ら7万人幸せにしてやるよ…と。アイドルは聴衆を幸せにできる職業です。

 

 ここまでで紹介した通り、みおちゃんは基本的に設定でも人気アイドルです。スタイリッシュな自らのブランドドレスを着て披露するステージはとても素敵、そして今日紹介する本題、みおちゃんの持ち歌は二つ。データカードダスのMVリンクからお聞きください。

・6cm上の景色

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・セカイは廻る

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 この2曲は前者が1年目、後者が2年目の曲。作詞作曲編曲は作詞:松原さらり、作編曲:Mitsu.J で共通です。

・湊みおの持ち歌は作詞作編曲が2曲とも全く同じ

この点が個人的には好きで、Mitsu.Jさんの曲がアイカツフレンズで一番イキイキしてるのはみおちゃんの曲かもしれないなあと思うくらいガッシリはまっていて、2曲とも作ってくださって良かった。Mitsu.Jさんギタリストでもあるのですが打ち込み感溢れる曲の中で軽いギターの音が心地よいです。

 ステージ演出としては前者はモード系のステージ(DCDで言うところのファションショー)、後者は煌めく明かりの中にあるダンスステージ。どちらの曲でもキレのあるダンスを披露していますが、ステージ背景に注目するとオシャレな街並みとダンスフロアを模した、ライブのセットのようなステージでガラッと雰囲気が変わっています。みおちゃんのパブリックイメージが高校生の頃には依然と変わったのかもしれない、そんなことも考えられます。曲自体も6cm上の景色の方が鍵盤の高い音が軽やかに鳴っていたり全体的にまだ可愛げのある鋭さで圧は弱めだったのに対してセカイは廻るはオラついてるとまで言えそうな曲、リズミカルでダンスを踊るには持ってこい。少しイケイケな方向に進んだんでしょうか。

 歌詞に注目すると「羨まれるくらい華やかに揃ったCard」アイカツはドレスを着るのにカードを使います、カードが多いということは活動歴が長い)、「なんて特別な景色だろう」と強気で自身のある歌詞が印象的、人気アイドルとしての顔が歌詞にも出ています。

 一方で6cm上の景色では「パパの知らない私がいるの」「もうヒナじゃない」「少しだけ冒険させてね」「笑って見守ってね」とどこか子供らしい面も見られたのが、セカイは廻るでは「どんな距離だって飛び越えて」「あちこち歩く」「夢を叶えてまた夢は続く」と彼女の見ている世界の広がり、そして大きな夢を叶えた事実が出てくるように2曲の間にはみおちゃんの成長を感じさせる描写の差も多く出てきます。

 セカイは廻るではGIRLというフレーズがサビで何度も出てきながら、全体的に業界人としてのさらなる成長がいくつもつづられています。むしろGIRLを入れることでまだまだ女子なんですよとアピールしているのかもしれないとさえ考えられる。6cm上の景色で背伸びをしたいといっていたのとは対照的です。

 パパの知らない私→初めましての新たな私、加えて「廻るよGIRL メディアも踊る多彩なアプローチ仕掛けるサプライズ」「ねえ今はどんな私と自己の内外に対して変化を求め続けていく姿勢が強く、挑戦的になっているのは見事な成長の流れだと思います。

 

好きな歌詞で言えば

 365°のChanging、これはセカイは廻るCメロの歌詞ですが、365は1年の日数ですが角度の1周は360°。これを絡めることで毎日変わっていく姿、何度も変化する中で元に戻ったようでも少し変わっている姿、さらには多次元的な表現の意図が見いだせてとても好きです。

 

以上、湊みおちゃんと彼女の持ち歌についてでした。

「夢を叶えてまた夢は続く」