一歩一歩連鎖反応

音楽、映像、アイドル

アイカツオンパレード!25話感想

今回はついに、お姉ちゃんを探しながら~のナレーションがありませんでした。

結局らきちゃん側からお姉ちゃんを見つけることができなかったですね…

 

これまでの主人公が勢ぞろいしてステージを披露する計画を教えてもらった矢先、久しぶりに家に現れ、まともにしゃべった姫石さあや。次のステージが最後になるという衝撃的な宣言は、妹と前後して実力者としてアイカツ界に君臨するトップアイドル達にも伝えられました。

振り返れば長らくお姉さんがいなかったわけなので、らきちゃんは居候でありながら事実上の一人暮らしだったんですね。中2で全部家事をやって食事も作っていたのかな…なんて思うと偉いなあって思います。口調の割に並み以上に礼儀が分かる子ですし、親の顔を見てみたいアイドルランキングでトップクラスに思えてきました。

 

そして、やっぱり、あなたたちが、裏で、手を貸していたんですね……

しかしながら最終的にどうなるかは伝えていなかったみたい、すごく大胆な協力関係です。お互いの向上心、好奇心の高さ故の関係かもしれません。

この回の姫石さあやのセリフは、実際のバンダイの商品開発部門の思いなのかもしれません、現行システムをそのまま続けるのが多角的に見て厳しいことを暗に示していたように感じました。

光る未来へ、アイドル活動!の歌詞のうち、オンパレードで特にフィーチャーされた部分を最終回に持ってきたのはとても未来向き。それこそ作中イベントのアイカツオンパレードは前回で終わってしまいましたので、この作品の意味が未来に向けた物語であったということでしょう。

レッスンの最中に髪飾り(みおちゃんがリボンじゃないので)を交換する6人、この物語の中で、様々な組み合わせで接点を持ってきた、それぞれの道が確かに、一つの交点となった描写でした。さらにらきちゃんのファンの子との交流、まだ駆け出しのアイドルならきちゃんにも未来を照らす力があることを教えてくれました。

 

ステージ前のシーン、あいねちゃんのひとりじゃないよ、とゆめちゃん以降の話には少し意味合いの違いを感じるのですが、らきちゃんがひとりにならないのが、本当に良かったと思います。

 

今回のステージはSHINING LINE*、アイドル活動!オンパレード!ver.はEDでの採用となりました。アイカツオンパレードではステージが多く、おそらく敢えて意図的に半分MV集状態になっていたのですが、この回ではそうしませんでした。

アイカツオンパレード!もアイカツシリーズの中に輝く一つの作品、姫石らきも主人公を全うしたアイドルなんだと改めて示されたように思います。らきちゃんがアイカツカードをステージのためにセットする描写、最終回で来ましたね、システムに駆け出していくシーンは初めてでしょうか?カードをくぐる結局描写ありませんでした。

ステージ後の美月さんたちの会話にも、それぞれのアイドルの少しの立場の差も感じれらました。反応が全然違うアイビリーブとか特に面白いところだと思います。

らきちゃんがアイカツパスを取り外すシーン、他のアイドルはこんなシーンを描かれることはありませんから、彼女には終わりを告げる役目があるのだと解釈してしまいました。

これは悪いことではないんです、間違いなく輝きばかりの物語を主人公として完遂し、作品としても、おそらく商業的にも未来に繋げたのですから、この終わり方ができた時点でbadではない。

 

夢じゃない、夢のようだったけど、本当にあった、皆と一緒にいた時間

忘れない、勇気とあこがれと手渡しの希望を、いっぱいもらった

あの日と違う自分がいる、受け取った勇気を力に変えて

ここが、新しいスタートライン!

 

行かなきゃ!光る未来へ!

(姫石らき)

この回は全体的に各シリーズの代表曲から引用したセリフが多い(ほぼそんなセリフと言っても過言ではない)のですが、最高に詰め込んだセリフをここで、らきちゃんに言わせてきました。

忘れない(ひとりじゃない!)

勇気(アイドル活動!でしょうか?SHINING LINE*かな、MUSIC of DREAMあたりかもしれない)

憧れ(印象的なのはSTARDOM!でしょうか)

手渡しの希望(SHINING LINE*)

あの日と違う自分(君のEntrance)

受け取った勇気(SHINING LINE*、流石に頻出です、SHINING LINE*は未来に続く曲、この曲が採用された時点で終わるはずがないんです)

ここが新しいスタートライン!(START DASH SENSATION、言うまでもなくスタートライン!、新しいスタートラインという言い回しは、そこにしかないもの(2番)も感じさせます)

 

わかばちゃんのオーディションの通知、何かの運命で引き寄せられているのではないか、物語的にも役柄的にもそんな気さえします。そしてあのわかばちゃんは覚えていないわかばちゃんなんだろうなあと思うと複雑な気持ち。合格が軽そうなメールで来るアイカツの世界、ある意味現代的な気がします。あとで契約書とか送られてくるのでしょうか?フレンズをオーデイションで決める、これまで見たことのない形ですが、これも未来向きの今なのかもしれません。

最後は、みんなで アイ カーツ!

これで、良かったんだと思います

らきちゃん、半年間ありがとうございました。

 

アイカツ格言は

扉を開こう!

こちらはシリーズというよりもアイカツオンパレード!としての言葉のように感じました。

閉じた分の扉にとどまらず、まだ開いたことのない扉がいくつも開いていくことを願って、応援します。