一歩一歩連鎖反応

音楽、映像、アイドル

58枚目のシングル、去年も聞いた響きです

AKB48

58枚目のシングル(根も葉もRumor)

を9月にリリース予定ですが、

58thシングルという言葉、去年も聞いた覚えがありますね?

 

2020年の58枚目シングルは私が知っている限り

嵐の58thシングル「カイト」

GLAYの58thシングル「G4・2020」

58枚目のシングルなんてそうそう出せるものではないですから、同じ年に2組から出ているのはもしかしたら珍しいことかもしれません。

(半端な数なので記録してる人もいないと思いますが)

ちなみに嵐、GLAYそしてAKB48は2009年3月4日にそれぞれ25th「Believe/曇りのち、快晴」、40th「SAY YOUR DREAM」、11th「10年桜」で同日リリースがありました。

 

今回はAKB48の最新シングルが58枚目になるということで、今年9月時点で58枚目の横並びになる嵐とAKBのシングルリリースペースを見ていきたいと思います。(GLAYは8月に59枚目リリース予定、なんと10月のアルバムからの先行リリース、強すぎる)

*メジャーシングルを対象とします、配信限定曲を入れるかどうかは各アーティスト公式のカウントを基準とします。(AKBはBaby! Baby! Baby!をカウントし、インディーズ、その他配信楽曲は含まない。嵐はデジタルシングルを含まずカイトを58枚目とする。)

 

まず並べたみた結果です

青が嵐ピンクがAKB、嵐の赤とAKBの紺は10枚刻み。

嵐は99年11月A・RA・SHIから20年7月カイト、AKB48は06年10月会いたかったから21年9月(予定)根も葉もRumor。

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嵐/AKB48 シングルリリース比較

分かっていたことですが、AKBのリリースペースが速すぎます、嵐が1999年からの21年で58枚に対して2006年からの15年で58枚なので6年分を詰めてる計算です。(なお、この嵐もGLAYより速いペース、そのGLAYも年2枚以上のペース)

嵐のリリースペースの波打ち方と比べると2018年までのAKB48のリリースペースの安定感も目立ちます。2~3月、5~6月、8~9月、10~11月の定期で年4回以上のリリースを何年も続けてたのは連続ミリオンヒット以上にすごいことかもしれません。

嵐は2010年に年6枚リリース(29~34枚目)、AKB48は2007年と2010年から2013年に年5枚リリース(15~34枚目)でそれぞれこの時期で明確に傾きが大きいです。

嵐は2007年終了時点での20枚目のHappinessから2010年終了時点34枚目の果てない空まではハイペースですがそれを除くと年2~3枚ほどのペース、半年空くことも珍しくはありませんが、AKBと違ってリリース時期に周期性はないので2か月連続リリースも多いです。

AKB48は2007年から2018年までコンスタントに4~5枚リリースのペースをキープ、キングレコード移籍前のペースがじゃんけん大会のあった時期と同等なのは意外かもしれません、J Storm移籍前のペースが年3枚の嵐とは大きな違い。

グラフ右の方よく見てください、実は失恋、ありがとう発売からカイト発売までの4か月はAKB48のリリース数が嵐に並んでました。サステナブルがBRAVEの次の週ですのでここで初めて並んでいたことになります。

それにしても両グループ2019年から見事にサチってそうなグラフ

嵐は活動休止までのペースダウンのように見えますがアルバムや映像作品、デジタルシングルのリリースが旺盛でした。一方のAKB48はこの分配信シングルが多かったり15周年記念アルバムを出したりもできてませんので、ここからアクセル踏み込んで欲しい、2020年をリカバーするくらいのペースでの楽曲リリース、2018年からアルバム未収録でため込んだシングルたちを活かしたアルバム発表を期待します。 

 

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表にもしています、曲名付けて並べると15枚目あたりからの加速感、ヒットシングルの乱れ打ちが両グループとも素晴らしい。ただ、最初からその時期の曲を出せればなんて思う方もいるかもしれませんが、あのクセの強さと大衆ウケのバランス感は嵐やAKBが数年活動して見出した財産だと思います。シングルA面が急激に華やかになっていく感じ、そこから10年のアイドルソングの王道を塗り替えてしまったような感じを男女のアイドルグループが立て続けにやってしまった、そんなイメージもあります。

嵐のWISHがちょうどAKBの結成時期ですね、ちなみに青春アミーゴが大ヒットした時期。

 

これだけ多くのシングルを出し続けてここ10年リリース日が被っていないのは大いなる力の存在も感じます(1週ずれは多いですね、確かにそこなら流石に被らない)が、オリコン週間チャートの連続1位記録で見ると

嵐は12枚目PIKA★★NCHI DOUBLEから、AKBは14枚目RIVERから継続中。

 

今回売り上げは集計に入れてませんが、嵐は58枚目カイトで初のミリオンヒット、AKBの58枚目、根も葉もRumorは......全く分かんないですね、私は買いますが。

ミリオン狙う売り方をしてくるかどうかもあると思います、嵐もカイトはかなり気合入った売り方ではありました(珍しくファンクラブ限定盤まで出しました)。

今のところ根も葉もRumorは発売Typeは増やしてないですが、特典詳細がまだ来てません。

人気の指標としてCDの売り上げは既にあてにならないですけど、どうせ積ませに来るなら魅力的な内容のものをお願いしたい。

 

7/25時点「根も葉もRumor」CD収録内容について私見

AKB48 58thシングル 「根も葉もRumor」

 

キングレコード公式の情報によりますと

劇場盤、通常、初回のType-A,B,Cがそれぞれ

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CD 新曲3曲+inst3曲 計6曲収録予定
M-1「根も葉もRumor」(選抜メンバー)
M-2「タイトル未定」
M-3「タイトル未定」
M-4 M-1(off vocal ver.)
M-5 M-2(off vocal ver.)
M-6 M-3(off vocal ver.)

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上記のCD収録内容、M-2までの2曲が共通。初回と通常は内容同じ。

AKB48のシングルで3曲収録は55th「ジワるDAYS」以来2年半ぶりです。

初回と通常のCD収録内容が変わらないのはAKBだといつも通り。

「失恋、ありがとう」で上がっているお値段は据え置きで

通常盤/初回盤:1700円税込

劇場盤:1100円税込

DVDに関しては表題曲含めたMV2本。

2曲目の共通曲か3曲目どちらかはMVなしになりそうですね。

 

ここから私見でしかないのですが、

まず、曲数が増えた(戻った)のはいいことですね。

やっぱり2曲は寂しいしAKBの場合量販店に流通するのが通常盤/初回盤だけで安くても1700円になってしまうので、1700円も出すなら多少ボリュームがないと割高感があります。

今どきCD買う人はどのアイドルも熱心なファン層くらいですが、新規でAKB気になってるよって方が、普段はCDなんて買わないのに生写真/応募抽選シリアルナンバーが付いてくるからとCD買ってくれた時を考えたら、1枚1700円のCDでまずはしっかり魅力を伝えられないともったいないです。AKBはどんなに握手会やお話会、各種イベントがあっても歌って踊るアイドルの形は貫いてきたグループですので、曲を楽しんでもらうって大事だと思います。

ところで48グループは何故劇場盤同等になるけど個握参加券なしの通常盤CDのみを量販店で売らないんだろう...

 

次はタイプ数について

AKB48のCDの売り方はセンチメンタルトレイン、NO WAY MAN、ジャーバージャ、11月のアンクレット、#好きなんだ、シュートサイン、ハイテンション、LOVE TRIP/しあわせを分けなさい、君はメロディーで過去にType-A,B,C,D,E売りがありましたので、

売上の底上げも兼ねて今回はそれに並ぶ各チーム曲収録の通常初回Type-A,K,B,4,8の5種+劇場盤での13種売りまでは想像してました。

ふたを開けたら(意外にも)A,B,Cと劇場盤の7種売りでしたね、良心的といえば良心的かもしれません、どうせメインで積まれるのは劇場盤ですが。

1枚3曲収録になったとはいえM2までは共通ですので、タイプ別で曲、メンバーの入れ替わりがあるのは実質4曲、今回はAKB48メンバーのみの参加と聞いてますので、

可能な限り多くのメンバー、理想を言えば全メンバーの声がどれかしらのCDには収録されることを願います。

 

付属のDVDの方

MVが3本ではないのはやや寂しいですね、1曲目と2曲目のMVだけでDVDが全タイプ共通になってしまうのは避けてほしい...どうなるでしょうか。

可能であれば表題曲MVのダンスver.も入れて欲しいですね、定点カメラで正面からの映像でもいいので、せっかくの作りこまれたフォーメーションの変遷と激しいダンスを通しで見たいです。MVではなくスタジオでのダンスプラクティスの形でもいいですし、せっかくの付属DVDですのでメイキング含めてYouTubeに上がるもの以上の内容を入れてほしい。ダンスver.とかはYouTube送りでもいいので、DVDを見たいと思わせる内容をお願いしたい。

 

今回DVDですが、最近の坂道や一部ジャニーズの傾向を見てるとDVDではなくてBlu-rayを付けてほしかったなあとも思います。DVDだと表題曲に関してはYouTubeに圧倒的に綺麗なフルが載っているため付属させる意味合いが薄くなってしまいますし、長大なメイキングや特典映像の収録も可能、根も葉もRumorはダンスナンバーですので激しく動く映像が想定されます、その点でもDVDよりBlu-rayで綺麗な映像を収録して欲しかったです。

 

何はともあれ楽しみな新曲、詳細な内容の公開が楽しみです。

AKB48,58thシングル初披露の感想

ついに初披露されましたね、

 AKB48 58th Single

「根も葉もRumor」(ねもはもるーまー)

TBS系 音楽の日、AKBさんは2回に分けて3曲の披露でした。

CD発売日は9月29日(水)

今回はこの番組でセンターも初披露、

センターは岡田奈々さん(2回目)。

なぁちゃんはキングレコードから今年3枚目のCDリリース、

ようやくAKB本体でリリースできます。

 

一応選抜メンバーをずらっと書きますと

キングレコード公式からコピペ、五十音順)

▼58th選抜メンバー▼
AKB48】※初選抜
大西桃香/岡田奈々/岡部 麟/小栗有以/柏木由紀/久保怜音/倉野尾成美/下尾みう/※谷口めぐ/※千葉恵里/※西川 怜/本田仁美/向井地美音/武藤十夢/村山彩希/山内瑞葵/横山由依/※横山結衣

 

初選抜のメンバーが多め、前作「失恋、ありがとう」は初選抜メンバー0人ですから、これは姉妹グループのメンバーが抜けた分が大きいといっていいんじゃないでしょうか。

初選抜が多い一方で前作選抜復帰&センターだった山内瑞葵さんが引き続き選抜入り、AKBはここ最近(2018年センチメンタルトレイン以降)前作のセンターさえ次作不参加が続きましたが、中心メンバーが欠けていく傾向にようやく歯止めがかかったようにも思います。

 

曲の方ですが、おそらくワンハーフと思われるショートバージョンでの披露。

激しいダンスが印象的なアッパーチューンでしたね、

イントロからめちゃくちゃに煽ってくる歌詞にも勝負の香りを感じさせます。

Hey! Whazzup? Nothing! Nothing! Nothing! Nothing!

(やあ、どうしたんだい?何にも何にも何にもないよ?くらいなイメージだと思います)

曲調はベース、ドラム、ギターが主張してくる厳つめのサウンド金管の吹かせ方も圧をかけてきてアップテンポと合わせて高揚感のある音です。ところどころピアノなんかも入ってる気がします。

ショートバージョンでオシャレだなと思ったのはAメロ後半、前半とメロディはさほど変わりないですがオケがだいぶ違うので楽しいです。 

 

所謂ロックダンス調の振り付けで 前列にはダンスの上手なメンバーを固めてるところは特徴的、後列メンバーも頑張ってます。前列中心で映るとはいえかなり揃えてきてた印象です。

ある意味、これ踊れないと選抜には入れない...流石はAKBの選抜です。

フォーメーションはAKB公式Twitterアカウントの集合写真と実際のダンスを見る限り

 こんな感じですかね?

(サビ始まり、曲終わりの倒れるところが、こんな感じかと思います)

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根も葉もフォーメーション(仮

柏木さんはレッスン間に合ってなかったようでおだえりがアンダーで入る形でした。
ダンスの踊れるでいったらゆきりんよりゆいはんが中央寄りの方がいい気もしますが、1列目センターなぁちゃん含めてシングルのセンターをやってるメンバーが真ん中中央寄りに固められてるといった感じ。

バキバキに踊れるのが魅力なメンバーを前に揃えてるのはもちろん明確に特筆すべき点で、ここ1年の音楽番組で多かった若手メンバーも今のうちに顔見せし続けよう選抜とはだいぶ違う印象を受けます。

 

AKBだけの選抜を続けるなら、曲にあった強みのあるメンバーを曲ごとに選抜に入れる傾向で続けてほしい気もします。

意識されたかは分かりませんがセンター除く前列4人だけでもチームAKB48が揃ってるのも面白いですね。 

メディア選抜的な意味でのフロントメンバーはまだ分かりませんがダンスの振り付けの分け方を見る限りセンターとそれを囲む4人(よこゆい、ひぃちゃん、ずっきー、ゆいゆい)が重用されてる感じは受けます。

 

さて、ようやく小栗有以と山内瑞葵をシンメで有効に使えてる曲をリリースしてくれたと個人的に強く思います。

ゆいゆいとずっきーのダンス、センターを務めている実績、人気を支えるステージパフォーマンス力が間違いなく活かされている曲だと確信しています。

この二人はダンスが上手いメンバーで売り出す感じこそあまり受けませんがキビキビ踊ってる姿も魅力的。二列目のセンター裏にしてフォーメーション全体の中心にこの二人がいるわけですが、センターの裏はよく映るんですよね。

映像ではセンターをアップにするとその後ろが映るのでTV映え意識だととっても大事なところ。160cmを超えて同じくらいの背丈の2人がセンター裏でキビキビ踊ってるのは綺麗でした。前列中央が揃って派手髪になってたのもあってビジュアルの方向性もかなり違ったのですが、前列に負けないダンスを中央で披露し続ける安定感はまさに二本柱のよう。

ゆいゆいとずっきーはあのダンスを振り付けに体が振り回されずに顔を崩さずキレキレに踊れるのがアイドル性高すぎます。

特にずっきーの涼しささえ感じさせる笑顔はすごかったです、まだまだ足りないのか、一列目で暴れたかったのか、これが選抜4回でセンターまで上り詰めた実力者、前作センターの凄みでしょうか。

可愛いビジュアルでよく動けて背が高い、ダンスも静止画も映えるこの二人を中央に据えられるのは今のAKBにとって強烈なストロングポイントのはずですので、今後も期待。

 

 

曲の感想に戻ると2021年の曲にしては少し古めかしいところはあるかもしれません。メロディの耳馴染みが良すぎるし、AメロBメロサビの流れも凝った感じは今のところなかったです。ある意味コテコテのAKB楽曲かもしれない。ただ、これを堂々と披露できるのはAKBらしいかなと思います。ダンスがもう少し控えめでも好きだったと思えるくらい気に入りました。

金管が煽ってきてギターが勝手に暴れてて低音もゴリゴリしてるこの曲はなんだかんだAKB48の持ってる圧力と相性がとてもいいです。

今の流行のような洒落た曲はAKBの選抜の人数、アイドルの曲にしか出せない誇張しすぎたようなまぶしさとはなかなか相いれないのかもしれない。

ビッグバンドを背負ったようなド派手な楽曲のパワーで「夢も現実もボーダーレスにしてしまう」のがまさに今まで続く王道のアイドルではないでしょうか。

気が早いですが

レコード大賞の編曲がとても楽しみです。

絶対にハマると思うんですよこの曲。こういう曲を演奏するためにあれだけの豪華なメンバーをそろえてるんじゃないかとさえ思ってます。

復活したキングレコードの大エースとして、自身CDデビュー15周年を飾る3度目の栄冠を目指して欲しいです。

 

 

 

 

失恋、ありがとういい歌詞ですよね…改めて聞いて欲しい

失恋ソングに仕上げているけど、この曲で秋元康が表現したかったのはドラマチックなアイドル像を持つ山内瑞葵ちゃんその人なのかなと

 

特に1番AメロBメロ

 

この世界の恋のほとんどは

上手くはいかないものなんだ

好きになるのは簡単だけど

両想いになるのは難しい

これが運命と思い込んで

死ぬの生きるのって騒いでた

自分が勝手に夢を見て

夢から覚めただけ

息をするのも苦しいくらい

眠れぬ夜も乗り越えられた

https://sp.uta-net.com/song/283025/

 

山内瑞葵ちゃんの、理想に向き合って努力をしながら、どんな時も笑顔を届けて希望を語っているけど笑顔の裏に涙を抱えているようなところ、涙を隠し切れるほどじゃないところ、現実的に夢みがちで意外と大袈裟なところ
そういうところが失恋、ありがとうに凝縮されてるしそれを柔らかく楽しく気を張らずに伝える曲調がまたずっきーっぽいのではないでしょうか。

アイドルの原体験、好きなアイドルの傾向を少し考えた

こんばんは

 

嵐とAKB48しかオリコンシングルCDチャート年間トップ10に入らなかった2010年の両者のCDを持っている葉山です

(これだとただのミーハーでは?)

 

96年生まれなのですが小学校高学年くらいまでいわゆるアイドルって存在をあまり認識してませんでした。親があまり音楽番組を見なかったことが大きいと思いますが、アイドルを見ても歌を歌う芸能人としか思わなかったような感じ。

アイドルは知っていたけど、

アイドルを知らなかった。

 

そんな私がしっかりアイドルってこういう人たちかなって認識を持ったのが2008年ごろの嵐。

それより前から嵐もジャニーズも知ってましたが、見ていて聞いていて元気をくれる、彼らの届けてくれるステージが好きになってしまう、そんな嵐をもって私は王道のアイドルだと認識しました。

 

今の一推しアイドルはAKB48山内瑞葵さん、私が思う王道のアイドルにまた巡り会ってしまったような衝撃、AKB48から離れていたのに引き戻されました。

好きな王道アイドルに一つ加えさせてください

 

ステージパフォーマンスの時に曲の世界観と生身の演者の輝きが交差するようなアイドルが好き

 

うまく表せないのですが、山内瑞葵ちゃんはそれが顕著、キラキラしたずっきーのパーソナルな輝き方が曲の世界観の表現の内側から、フィルターをすり抜けるように表現を邪魔しないで溢れてくる感じがたまらない。

 

 

 

AKB48劇場へ行ってきました(2021/05/12 村山チーム4「手をつなぎながら」公演)

先日あの場所に(半月ほど前ですが)行ってきました、公演見てきました

 AKB48劇場AKB48 THEATER)

(〒101-0021 東京都千代田区外神田4-3-3 ドン・キホーテ秋葉原8F)

 

名前の通りというか言わずと知れたというかの

AKB48の専用劇場。

AKB48公式ホームページの記載に沿えば

AKB48グループにとって記念すべき場所

AKB48における活動の中心地

 AKB48メンバーへのファンレターの宛先もこの住所です、是非。

今まで劇場公演に入ったことが1度もなかったのですがAKB48グループ映像倉庫会員枠で見事に当選、ありがとう映像倉庫。 

 

当選したのは2021年5月12日(水)18時開演の

チーム4「手をつなぎながら」公演

4月25日から休館が続いていて半月以上ぶりの劇場公演、当選のメールが来たのを何度も読み返しました。

まずチケットを買うわけですが今回は事前(前日21時まででした)のクレジットカード払いにしました。

IxRのセゾンカードをしっかり使っていく!

劇場窓口で購入の場合は現金 or PayPayでの支払いになります。

(PayPayは5月13日から、12日はまだチケット購入には使えなかったみたいです)

 

あとは劇場に行くだけですが、AKB48劇場はセキュリティがしっかりしています。NPBのボディチェックが比較にもならない厳しさです。以下2点書いておきます。

1.記名チケット、身分証明書確認

AKB48劇場のチケットは購入時に個人情報を登録したうえでの購入になります。

事前に購入した場合でも現地購入の場合でも劇場ロビーでチケットを受け取る際には顔写真付き身分証明書の提示が必要です。

そのうえチケット表面にしっかり名前と郵便番号が記載されます。劇場入場の時にも身分証明書とチケットの再確認を受けるのでチケット受け取り後の入れ替わりは困難でしょう。

2.手荷物の扱い

手荷物に関して、劇場内にはカバンの持ち込みが禁止(ロビーのコインロッカーに預けます、100円硬貨で200円必要、お金は戻ってきません)、かつ入場時には金属探知機のボディチェックがなされる厳重さです。貴重品や応援グッズ、身分証明書、チケットを入れて持ち運ぶためにA4くらいのサイズのプラケースを借りられます。荷物を検査に入れて金属探知機の検査を受けるのは空港のような感じ。 

 

以上2点がありますので、AKB48劇場に行かれる際は

身分証明書

当選番号の控え(当選通知のメールに乗ってるのでスマホが普通だと思います)

ロッカーを使えるだけの硬貨

を忘れてはいけないです。

ちなみにAKB48劇場はライブハウスにありがちなドリンク購入の必要はありません(むしろ前まで飲食物持ち込み禁止だったはず)。先日劇場ロビーに自動販売機が設置されたので飲み物を持ち込みたい方はこちらで買うとよいと思います。この自動販売機はいたって普通の価格でいたって普通の飲み物しか売ってないので面白味はありません。

 

 

 

チケットを受け取ったら入場順抽選の時間まで待機です(今はチケット番号順に整列になります)

情勢とともに対応を変えてきてるので詳しくは公式ブログの新しめの記事を読むのが確実かと思います。

AKB48劇場 劇場公演再開のお知らせ | AKB48 Official Blog 〜1830mから~ Powered by Ameba

 

入場順の抽選で呼ばれたらいよいよ劇場内に(チケット番号で5人ずつくらい入っていきます)、ここで上記の手荷物検査があります。

素直にスタッフさんに従ってスムーズな入場をお願いします。

入場したら自由席なので好きな席に座れます。推しメンのいる方はその日の公演で推しメンが前に来る頻度の高いポジションを抑えておくと席決めの参考になるでしょう。

私の推しは山内瑞葵さん。彼女はセンターポジションが多いので順当に中央列が無難だと思います。

なお、AKB48のファンなら有名な話ですがAKB48劇場は客席2列目の立ち位置3~4番あたりに下手上手とも太めの柱が立ってます。(本当に立ってるんだな、正直邪魔って言っても罰は当たらないなあ……って現地で見て実感しました。)ほぼどこの席でも死角ができるのはあきらめるしかないですが、メンバーの立ち位置も1公演で動き続けるので1曲中誰も見えないみたいなことはないです。

今回かなり早く呼ばれたので3列目(感染症対策で最前列を使ってないので使ってる列で言えば2列目)のセンターすぐ横の席を選ぶことができました。

これ今年の運全部使ってしまったんじゃないか?

入場が済んで定刻になったら、いよいよ公演がはじまります。公演時間はアンコール、退場までで2時間程度。

2021年5月現在の流れだとovertureが流れる前に場内での諸注意を促す動画(久保怜音ちゃん大盛真歩ちゃんが出演)が流れた後、「前説ちゃん」として当日の公演には出演しないメンバーひとりが出てきます(この日はチーム4の石綿星南ちゃん)。

基本若手のメンバーがやる感じですね、石綿さんは昨年12月に正規メンバー昇格でした。

感染症対策でステージに同時に立つメンバーを減らしてる中で前座パフォーマンスなどもしていない分なんとか一人でも歴の短いメンバーの顔を売っていこうという努力を感じます。私は良い試みだと思います。

この「前説ちゃん」、名前の通り前説です。軽いMCから入って当日の演目(セットリスト)で特にペンライトで参加して欲しいところの振りの説明や観劇マナーの説明をしてくれます。客席から声が出せない中でもなんとかオーディエンスにも公演に参加していて欲しい、そんな願いを受け取りました。

 石綿さんが引っ込むといよいよ開幕です。ありがとう、せなたん…

 

エイ・ケイ・ビー・フォーリィエェーイ!

(AKBのovertureの出だし、伝わって)

今は現地で声出し禁止なのもあり、曲に合わせて以前募集していたコールの収録で集まったファンの声が流れてくれるようになってます。

(まあこの曲はそれだけで流してもかなりパワーあるんですが)

「手をつなぎながら」公演のセットリストは

僕らの風

マンゴーNo.2

手をつなぎながら

チャイムはLOVE SONG

MC(ここまで全体)

Glory days

この胸のバーコード

ウィンブルドンへ連れて行って

雨のピアニスト

チョコの行方

MC(ここまでユニット)

Innocence

ロマンスロケット

恋の傾向と対策

(曲振りMC)

大好き

~以下アンコール~

ロープの友情

火曜日の夜、水曜日の朝

遠くにいても

 

Twitter企画 #ファイト1曲AKB の選出曲も今歌ってくれるので

遠くにいても のあとに1曲追加で

永遠より続くように 

これで全曲終了。

最後の挨拶、メンバーによるファンのお見送りで退場です。

 

セットリストは知っていたし動画で何度も見ていましたけど、やはり現場ってすごい、AKB48劇場の現場はすごすぎる。

本当にあの劇場であのセットリストであのアイドルたちがパフォーマンスをしているし動画では収まってこない魅力も動画と合わせて気づく魅力もたくさんありました。

山内瑞葵ちゃん、最高、神、アイドルの才能がありすぎる

もうここは村山彩希ちゃんの庭なんじゃないか?

岡田奈々ちゃんって本当にあのお姿で実在してるんだ...

 

 個人的にはこの日はチーム8の髙橋彩音ちゃんと行天優莉奈ちゃんが出演していたのにも勝手に縁を感じました(筆者が埼玉県出身、香川県で働いていたことがあったため)

チーム8のテレ玉くんのうた貼っておきますね

www.teletama.jp

巻き添えで踊ってる神奈川の小田えりなちゃんと千葉の吉川七瀬ちゃんに感謝

 

やっぱりGlory daysのずっきーはこの日も抜群でした...2番Aメロ、「誰かヒーローになる日を待った」のところで画面越しではなく物理的にカメラの後ろにいる観客として山内瑞葵ちゃんがカメラを指す姿を見たとき、何故かすごく感動。不思議ですよね、毎回カメラ目線でカメラにファンサするところだから、現場にいたら絶対にずっきーのファンサが貰えない時間なんですよ、それなのにあの動きを現場で見られたことがすごく特別に感じました。

8人で公演をやるようになってから2回に1回くらいの頻度で聞いてる気がするんですけど着替えが慌ただしいそうで、普段の倍ユニット曲に参加する分メンバーは大変です。

それでもユニット曲ごとでしっかり着替えてくるのがAKBの良さかな。

 

この公演はもともとSKE48のために2009年につくられたプログラムで

曲のクリエイターで見ると個人的に特筆したいのは

Glory days の作編曲 伊藤心太郎

大好き の作曲 多田慎也

ロマンスロケット の作曲 岡田実音

Innocence の作曲 横健介

伊藤先生は恋するフォーチュンクッキー、多田先生はポニーテールとシュシュ、岡田先生は夕陽を見ているか?、横先生は桜の木になろうの作曲。

2009年に多田先生って言うのが、すごいですね。この年オリコン年間3位の作曲者、前年の年間1位の作詞者でもあります。(ポニーテールとシュシュが翌年年間5位)

ロマンスロケットって夕陽を見ているか?と作詞作曲編曲の組み合わせが完全一致なんですね。)

野中“まさ”雄一さんや武藤星児さん秋元康関係のアイドルグループで数えきれないほどの編曲をされているので、もう触れる必要もないでしょう、ただの神。

1曲1曲の感想は別の機会で、もしくは追記で書いていきたいと思います。

 

 公演後は記念生写真が購入できます。当日のステージ上で公演中に撮ってる写真です。

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AKB48劇場チケット&記念写真

 

L版写真で隠してる部分に本名と郵便番号がしっかり入ってきます。(チケット番号もここに記載、61番でした、いい数字ですねえ…)

みんな可愛いなあ…流石本拠地のステージに立つAKB48

この日は宮里莉羅さんが卒業発表をされました。はじめて入った劇場で卒業発表に立ち会うとは…芸能活動は続けるそうですが、言い方からするとアイドルではない道かもしれません。

この日遠くにいてもの前の挨拶は山内瑞葵さん、16期生が1616日目だったそうです、当日同期で盛り上がっていた話をしてくれました。

ずっきーの挨拶は以下でほぼほぼあってると思います。

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最後の感想を私、山内瑞葵から言わせてください。はい、そうですね、今日は(~)、この公演とは関係なくって、(あの、わたしく)私事なんですけど、今日、私、16期生が、なんか、お披露目(ぇ~)の日から、せん、ろっぴゃく、じゅうろくにち(1616日)経ったみたいで、今日、ちょうど、なんか、(あはは、(会場拍手))ありがとうございます。なんかすごい些細なことではあるんですけど、すごく幸せだなって思ったし、この話題で16期ラインもちょっと盛り上がったりして、すごくなんか今日は幸せだなあって思いました。

なんかこういう、みなさんも、中には落ち込んじゃったりとか元気がない方とかも、もしかしたらいるかもしれないんですけど、なんだろうなあ、こういうちっちゃい些細なことでも何か今日の公演見れたとかでもいいし、何か一つ見つけて毎日なんか楽しい明るい気持ちで過ごして欲しいなって思います。そのうちの一つに今日の劇場のことも入れてくれたら嬉しいです。そして、この劇場を出た後も、私たちのこと、忘れないでください、私たちも絶対に忘れません。

次の曲は、皆さんのことを思いながら歌いたいと思います、それでは聞いてください「遠くにいても」

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なんかぁ~が多いけど、話すべき時にはしっかり話してくれる方だなあって改めて思いました。

最後のくだりは半分決まり文句みたいなもんですけど、生で聞くと、これもまた本当に言ってるんだって思うし、忘れないよって素直に思いました。

忘れられるわけがないじゃないか、 AKB48劇場、素晴らしい場所です。

 

ありがとうAKB48、これからも応援します。

そして

山内瑞葵ちゃん、笑顔、希望、大正義、優勝

A・RA・SHIっていい曲だ

「A・RA・SHI」

1999年11月3日発売

作詞:J&T

作編曲:馬飼野康二

 

アイドルグループ嵐のデビュー曲です。

 

www.youtube.com

MVの5人が若すぎ、そしてダンスがダイナミック。

間奏のアクロバットもすごいですが

実は櫻井さん松本さんはバック転してないです。

個人的にこの曲の好きな部分を幾つか挙げたいと思います。

 

1.親しみやすいサビのメロディ

この曲はラップ部分と歌の部分が入り乱れる複雑な曲ではあるのですが、そんな中でもサビのYou are my SOUL~ARASHI for dreamの部分がとても親しみやすいですね。

イントロから間奏まで、間奏明け、そして最後のバラード調、3パターンのテンポでこのサビを歌う曲になってるわけですが、

どのテンポで歌っても違和感がないのは絶妙な間の使い方なんだと思います。

歌詞で見てもA・RA・SHI A・RA・SHI for dreamで締める形、サビの前半分からなくても「嵐」と歌ってるのは分かります。

キャッチーですねえ、ほんと。

 

2.複雑な構成

先ほど触れたように、この曲はサビで馬飼野先生のアイドルソングらしいキャッチーなメロディが用意されてはいますが、全体で聞けば案外複雑な構成です。

最高じゃないですか?

これがデビュー曲という事実に戦慄してください。

 

ラップをAメロ、Step by step~からの部分をBメロと考えても

前奏(take it so soの部分)

Aメロ(ラップ、はじけりゃYea!~)

サビ

Aメロ(ラップ、今日もテレビで~)

Bメロ

サビ

間奏(ここでテンポアップ)

Aメロ(ラップ、激しい嵐~)

Bメロ

サビ

サビ(裏でラップ)

サビ(テンポダウン、バラード)

 

(AメロBメロサビ)を2回繰り返して間奏、Cメロ、サビで締める、嵐にも多い、Jポップにも多い曲と比べるととても不思議な構成ですね。

ラップの直後にStep by step~の大野ソロパートが展開されるのも癖が強くて、まくし立てるようなラップの直後に緩いメロディが来ます。

 

別々の曲を1曲にまとめてできたのがこの「A・RA・SHI」だという話もあり、メロディをキレイに縫い合わせて完成させた馬飼野先生のレジェンドっぷりをここでも感じます。

 

この曲をバラード風のサビで締めるのがまた風格があるんですよね。

カッコいいなあ…何度でも言いたくなりますが、これがデビュー曲なのは素晴らしいしハイセンスすぎませんかね?

 

3.冒頭の心地よさ

この曲は全体の構成も好きなのですが、繰り返し聞いているとイントロから最初のサビ前でまず惹きつけられていることに気づきます。

掴みは大事、イントロで差をつけろ

低音で始まってtake it so soから始まるラップパート、ここのトラックが心地いい

ギターベースドラムのスリーピース主体にホーンの加わったアッパーなトラックをバックにラップが紡がれて1サビへの高まりを導いている様子はまさに時代の幕開けを感じさせる響き。

2018年のカウントダウンコンサートでA・RA・SHI開始と同時に新元号発表日程決定の速報が出た時はまさに

「時代を極める」アイドルの姿でした。